漁船操舵員の「思い込み」原因 沖縄南方沖衝突3人死亡で運輸安全委報告書(産経新聞)

 沖縄県水納(みんな)島の南方沖で平成20年10月、貨物船「しゅり」(9813トン)と漁船「航平丸」(14.73トン)が衝突し、漁船の乗組員3人が死亡した事故で、国土交通省運輸安全委員会は23日、漁船員の思い込みで左に針路を取ったことが原因、などとする調査報告書を発表した。

 海上交通の基本ルールでは、対向してきた船を避ける場合は、互いに右に舵を切ることになっているが、漁船は針路を左に変えたまま航行を続け、同じように右に避けてきた貨物船と衝突した。

 報告書によると、漁船の乗組員はレーダー画面で約5キロ先にいる貨物船を確認。右に進めば貨物船の針路を妨げてしまうと思いこみ、針路を少しずつ左に変えた。一方の貨物船は注意を呼びかける信号を漁船に送信。漁船が右側に避けることを期待していたため、右かじを取るのが遅れたという。

 漁船の操船員は、小型船舶の操縦免許を持っていなかった。船長が免許を持っていたため法令違反ではないが、事故当時、船長は就寝中だった。運輸安全委は「免許を持たない人が操縦する場合は船長による適切な指揮監督が大前提」と注文をつけた。

 事故は、20年10月23日午後4時50分ごろ発生。衝突で漁船は前後に分断され、乗組員6人のうち3人が死亡した。貨物船の乗組員10人にけがはなかった。

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